多くのFPSで”どちらが有利なのか”は日夜語られるところではあります。ただ、多くのFPSにおいて待っている側が有利なのは明確です。
しかしながらVALORANTではどうでしょうか?スキルを使えるFPSという特性から必ずしも待っている側が有利とは限りません。
今回はそんな”飛び出し”と”待ち(置き)”について考えてみたいと思います。
一般的な有利不利
一般的には飛び出しと待ちであれば圧倒的に待ち側が有利とされています。実際のケースを想定しながら確認してみましょう。
画像はアセントのAサイトです。攻め側がメインから飛び出した場合、見なければならない箇所を赤く示しています。ご覧いただくとわかる通り、メインから覗いただけでもこれだけの箇所のどこかに敵がいる可能性があるのです。
逆に防衛サイド(待ち側)からAメインを見てみましょう。画像の通り自分は先程の赤い点のいずれかから、たった一箇所を見ておけば良いのです。(ショートを味方が抑えてること前提です!)
即ち、飛び出す側が一瞬でたくさんの箇所を見なければならないのに対して、待ち側は定点で置いておけば良いため、反応速度を加味しても定点で置いている方が圧倒的に有利となります。
VALORANTにおける有利不利
ではVALORANTにおいてはどうでしょうか?個人的な見解にはなりますが、スキルがある限りは五分だと思っています。
例えば先ほどの画像で、防衛側が黒コンテナ裏に隠れているとします。攻撃側がリコンボルト等の索敵スキルで位置を特定。黒コンテナを塞ぐようにスモークを入れたと考えるとどうでしょうか?
黒コンテナに隠れている敵はサイト内にエントリーされた可能性を考慮しなければならず、必然的にAメインを覗くことはできなくなります。それ故に相手に見つからないようにハイド(隠れておく)必要があります。
一方で攻撃側も位置こそ特定できているものの、相手がどこにエイムを置いているか、飛び出してくる可能性があるか、他の射線が通ってないかなどを考慮すると簡単に攻め落とすことはできません。
つまり、基本的には待っている側が有利ですが、スキルを使ってある意味での乱戦状態を作り出せば五分以上の展開を作り出すことができるのです。
飛び出しのコツ
待ってる側が有利だとは言いましたが、飛び出す側が有利になるためのコツもあります。相手がいる場所を想定した上で直角に飛び出すということです。これは相手が置いているところに対して最大速度で横移動をすることで、相手がトラッキングエイムをしづらくなり撃ち合いに勝つ事を狙った技術です。
画像をご覧ください。Bメインから侵攻をしようとした場合、以下のポイントに敵がいる可能性が考えられます。右のポイントから順に敵がいることを想定しながら1箇所ずつピークをすることで、撃ち合いに勝てる可能性を引き上げることができます。
何も考えずになんとなくクリアリングしてるだけだと、相手からは撃ちやすい的でしかないので、敵がいるかもしれない箇所はメリハリをつけた動きを心がけると良いでしょう。
最後に
VALORANTがスキルを使えるFPSである以上、いわゆるFPSで当たり前だと思われていることが当たり前ではないことも多々あります。なので、スキルをどのように使えば有利が取れるのか、逆に相手にスキルを無駄遣いさせるにはどうしたら良いかなどを考えられると、有利を広げることができるかもしれません。
撃ち合いに勝つコツは別記事でもまとめていますので良ければ参考にしてみてください!
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