優勢はどこで判断するの?LOL配信を視聴する際のポイント!

ゲーム

League of Legends、それは現在世界で最もユーザー数が多いとされるMOBAジャンルのゲーム。
最近ではストリーマー界隈で盛り上がりを見せており、もともとの根強い人気も相まってかなりの視聴者数をもたらしています。

しかし、League of Legends(以下LOLと表記します。)には最大の弱点があります。それは「未プレイヤーはゲームの勝ち負けがほとんどわからない!」ということです。ゲーム自体はとても魅力的であり、ゲームシステムやキャラクターを理解すれば理解するほど楽しむことができるのですが、前提知識がまったくないと「あー、なんか敵を倒したな。でもどっちが勝ってるの?」という状況に陥りがちなはず。

今回はLOL未プレイヤーの方に向けた「LOL配信を視聴する際のポイント」をお伝えしていきたいと思います!
この記事だけ読めば最低限「どっちが勝っているのか」が何となく分かるようになると思いますので、ぜひご一読いただければと思います!

ゲームの概要

まず最初にLOLのゲームの概要について簡単に説明します。
①5vs5の対戦ゲーム
②1人1体のキャラクターを操作する
③相手陣地にある”ネクサス”と呼ばれる建造物を壊したほうが勝ち

上記の項目についてちょっとだけ詳細を説明していきます。

①5vs5の対戦ゲーム

ブルーサイドとレッドサイドに分かれて試合が進みます。
マップはすべての試合で共通になります。
マップには”レーン”と呼ばれる道が3本ブルーサイドとレッドサイドを繋ぐように結ばれており、それぞれのレーンの間に”ジャングル”と呼ばれる中間地帯があります。

それぞれのチームのプレイヤーは各レーンとジャングルに分かれて相手と戦うことになります。

Tips:Map名称
水色のライン:トップレーン
黄色のライン:ミッドレーン
緑色のライン:ボットレーン
ピンク色のエリア:ジャングル
青色のエリア:ブルーサイド陣地
赤色のエリア:レッドサイド陣地

LOL MAP

LOL Planerより。

②1人1体のキャラクターを操作する

各プレイヤーはそれぞれ異なるキャラクターを操作することになります。
キャラクターにはそれぞれタイプがあり
・瞬間火力が高いアサシン
・継続して高いダメージを出し続けるマークスマン
・相手のダメージを受け切るタンク
・味方にバフをかけることのできるエンチャンター
・広範囲の魔法で攻撃するメイジ

…など多くのタイプが存在しています。
プレイヤーはチーム構成や、自分の相手となるプレイヤーが使うキャラクターの相性を見ながら使用するキャラクターを選びます。
※LOLではキャラクターのことを”チャンピオン(チャンプ)”と呼びます。

マークスマンタイプの代表チャンピオンである「ジンクス」

マークスマンタイプの代表チャンピオンである「ジンクス」。2つの銃を使い分けて戦う。

③相手陣地にある”ネクサス”と呼ばれる建造物を壊したほうが勝ち

①のマップの青色or赤色のエリアで示してある位置に存在する”ネクサス”と呼ばれる建造物を先に壊したほうが勝ちとなります。
ネクサスを壊すには各レーンに存在する”タワー”と呼ばれる建造物を壊していく必要があります。

”ネクサス”、”タワー”のいずれもチャンピオンが攻撃することで壊すことができます。

画面中央部の円形の建造物が”ネクサス

画面中央部の円形の建造物が”ネクサス。2本立っているものが”タワー”

なので、自分のチームのタワーを守りながら、相手のタワーを壊していくことがこのゲームの勝ちに繋がります

Tips:ネクサスが壊れるまでは負けていない
LOLのプロシーンにおける世界大会「2021-MSI」で起こった出来事。
日本のチーム「DFM」 レッドサイド
韓国のチーム「DK」 ブルーサイド
下馬評ではDFMが参加チーム中ほぼ最下位に位置するのに対し、DKは優勝候補筆頭。
そんな中でDFMがDKに対して有利を築き最終盤となった場面。
集団戦で勝てればそのままネクサスも壊せる緊張のシーンで、DFMがDKに圧倒されて逆転負け。ネクサスが壊されない限りは”負けていない”ということを証明するシーン。

勝敗の見極め方

どんなスポーツやゲームでも共通の質問であるのが「で、結局今どっちが勝っているの?」ではないでしょうか。
野球やサッカーであれば「得点が多い方」、格闘ゲームであれば「体力が多いほうが勝っている/取得セット数が多いほうが勝っている方」など一目瞭然で分かるかと思います。

LOLでも公式大会などは優勢劣勢の指標である「ゴールド差」が表示されていますが、大会以外では表示されません。なので、ここでは「ゴールド差」をパッと見で判断する方法と「ゴールド差」以外で判断する方法をお伝えいたします。

※ゴールド…戦いを有利にすすめるための”装備”を買うのに必要。ゴールドが多ければ多いほど相手より強い装備を買うことができるので、一般的にはゴールドが多いほうが有利とされる。

①ゴールド差を判断する方法

ゴールド差が生まれるポイントは大きく分けて3つあります。
それぞれについて簡単に紹介しますので参考にしてみてください。

・キル/アシストの数

相手のチャンピオンを倒したあるいはキルに関与した場合にカウントされます。
キル/アシストするとゴールドをもらうことができるため、相対的に相手より強い装備を持つことができるということになります。

Tips
1キル=300ゴールド
1アシスト=150ゴールド
・CSの数
CSとはレーンやジャングル内にいるモンスターを倒した数のことです。
CSが多ければ多いほど相手より有利を築いてるということになります。
Tips
1CS=約20ゴールド
15CS=約300ゴールド=1キル
・壊したタワーの数
各レーンに存在する相手側のタワー(1レーン3本)を壊すことでもゴールドが取得できます。
ゲーム開始から13分までに壊すと追加ボーナスが貰えるため、早い段階で壊せば壊すほど相手と差をつけることができます。
Tips
最低でも300ゴールド+早期破壊ボーナスなど様々なボーナスがあったりする。
他にもいろいろな理由があるため、ゴールド以上に大きな差が生まれる
上記のスコアの確認方法は以下の画像を参照ください。
※チーム全体のスコアを確認する画面は、基本非表示状態です。プレイヤーが任意に開く形なので開いたときに見逃さないようにしましょう。
黄色枠内:キル/デス/アシスト
青枠内:CS

緑枠内:タワー破壊数

スコアの表示

画面右上にもスコアの表示がある。20 vs 9はチーム全体の”キル数”、その隣がそのプレイヤーのKDAとCS

②ゴールド差以外で判断する方法

このゲーム、実は”陣取り合戦”の要素が非常に強いです。サッカーで例えるならばボールポゼッション(支配率)をイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。相手が強ければ必然的に支配率が下がり、自分たちの動けるエリアが狭まる…つまり支配率が下がると劣勢であるというのはLOLでもサッカーでも同じです。

下の画像を御覧ください。
青丸と赤丸がそれぞれのプレイヤーの位置を表しています。この場合の最前線に立っているプレイヤーと自陣を結んだエリアがそのチームが支配しているエリアと考えることができます。
画像の例だと赤色の支配エリアが大きく、レッドサイドが有利を取っていることがわかります。ただし、ランクマッチなどをプレイしている配信者などはマップを隠していることもあるため、その際は①の方法で判断するのが良いと思います。

MAP 例

LOL Planerより

 

Tips:戦略的な話
上記のような状態、ブルーサイドが不利なように見えますが、線の間隔を見てみるとレッドサイドが大きく間延びしていることがわかると思います。つまり、孤立している相手を2vs1で襲いやすくなっているということになります(下記画像、黄色線のようなイメージ)。基本的には人数が多いほうが有利になるため、ブルーサイドはこの条件下をうまく作り出して勝機を見出すことができます。
逆にレッドサイドは人数差を作られないように5人がまとまって行動するなど対策をすることでカバーすることができます。
狙い所

最後に

いかがでしたでしょうか。この記事では細かいところをかなり端折っているので、既プレイヤーの方からすると「間違ってること言ってるぞ!」という部分もあるかもしれませんが、ゲームシステムをかなり掻い摘むと致し方ないという点だけご理解いただければと思います。

また、筆者もLOL自体はたまにプレイするのですが万年シルバーランクの弱小プレイヤーではあるので、戦略的な部分の説明は弱かったり…とはいえ、ゲーム性を理解するとeSportsのプロシーンなども楽しく見ることができます。

この記事を読んでいただきLOLのゲーム性が少しでも分かっていただけると嬉しいです!

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