フラクチャーはアメリカにあるディアブロ・キャニオンをモデルにしたマップとなっています。この記事では、フラクチャーの特徴、攻め方/守り方について詳しく解説します。
マップの特徴
フラクチャーは、VALORANTのマップの中でも特にユニークなレイアウトを持っています。アルファベットの「H」を重ねたようなレイアウトは、攻撃側がマップの両端からスタートし、防衛側がマップの中央に配置されるという、他のFPSゲームでは見られない形状をしています。
この特異なレイアウトは、攻撃側にとっては様々な角度から攻撃を仕掛けるチャンスを与え、防衛側にとっては予測困難な状況を生み出します。また、マップ内には多くの隠れ場所やアングルが存在し、これらを活用することで戦略的なプレイが可能となります。
おすすめの構成
フラクチャーでは、特に相手の情報を取得することができる能力を持つエージェントが重要となります。例えば、サイファーのスパイカメラやトラップワイヤー、キルジョイのタレットやアラームボットのような、エリアを抑えながら情報取得ができると、特に防衛時は有利に立ち回れます。
また、マップ全体に4つのアルティメットオーブがあるため、積極的に使えるアルティメットスキルを有しているエージェントを活用することで、有利に立ち回ることができる可能性があります。
攻め方/守り方
攻撃側の戦略
フラクチャーでは、攻撃側がマップの両端からスタートするため、フェイクや裏取りなどの戦略が有効となります。また、AサイトやBサイトへの攻撃では、特定のエリアをコントロールすることが重要となります。
Aサイトへの攻撃
Aサイトへの攻撃では、Aロープをコントロールすることが重要となります。Aメインから攻撃を仕掛けるだけでは、防衛側からの迅速なカバーに対して脆弱です。また、Aホールからサイトに入ると、Aリンクをコントロールできず、防衛側からの攻撃に対してAドロップ、Aリンク、Aロープの3箇所からの攻撃を防ぐ必要があります。
これらの問題を解消するために、チームをホールとロープに分けて攻撃することが重要です。ロープを通ったプレイヤーは、防衛側のスポーンに視線を得ることができ、これによりAリンクからの攻撃を防ぎ、ホールへの寄りの音を聞くことで重要な情報を得ることができます。
それ以外にもAメインとパラボラ進行のAドロップで挟み込むことで、カバーできるポジションを増やすことができるため、使い分けしていくことも大事です。
Bサイトへの攻撃
Bサイトへの攻撃では、Bタワーをコントロールすることが推奨されます。BタワーをコントロールせずにBサイトに突入することは、アセントのBサイトのバックサイト(ボートハウス)をクリアせずに突入することに似ています。Bタワーをコントロールするためには、チームメイトとの連携が必要となります。
Bタワーをコントロールした後は、Bアーケードをプッシュする味方と同時にサイトに入ることが最善の戦略となります。これにより、敵は複数の角度からの攻撃に対応しなければならず、味方は必要に応じてお互いを支援することが可能となります。
防衛側の戦略
Aサイトの防衛
Aサイトの防衛では、サイトを保持するよりもリテイクに重きを置くことが一般的です。攻撃側がサイトへの主要な入口を複数持っているため、大抵の場合、敵のユーティリティによる攻撃を避けるために、チームメイトと一緒にリテイクすることが最善の戦略となります。
Aサイトの防衛では、Aメイン周辺をコントロールする人が1人いるのが通常のセットアップです。これは、攻撃側がそこから1~2人を送り込む可能性があるからです。また、Aロープを保持する人が1人いることも重要で、このプレイヤーはAホールからの足音を聞き、ドアを保持することで、攻撃側がそのエリアを制御した場合に防衛側を不意打ちにすることを防ぐことができます。
Bサイトの防衛
Bサイトの防衛では、Bタワーからの防衛が有効です。Bタワーからは、Bメインとアーケードを素早くコントロールすることができます。ただし、Bタワーの壁の一部は貫通可能なので、そこから防衛しているときは完全に安全ではないことに注意が必要です。
いずれのサイトについても、すべてのエリアを完璧にコントロールすることは不可能に近いです。センチネルのスキルを使ったり、リテイク前提で引目のポジションでサイトへの入りを抑えておくことが重要です。
まとめ
フラクチャーは、そのユニークなレイアウトと戦略性でプレイヤーたちを魅了しています。攻撃側はマップの両端からスタートし、防衛側はマップの中央に配置されるという特異なレイアウトは、新たな戦略を生み出し、プレイヤーたちに新たな価値を提供しています。
このガイドが、皆様のフラクチャーでのプレイをより良くするための参考になると幸いです。
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