VALORANTはその戦略性やゲーム性から、一見するとFPS初心者に不向きなゲームだと思われがちです。
確かに、プロの試合を見れば派手なスキル合わせから戦略的な統率の取れた動きまで「こんなことできる???」といったプレイが飛び交うのも事実です。
しかし実際にはFPS初心者こそ最初に触るべきゲームだと思います。なぜそんなことを思ったか、SpecialForceを始めとし数々のFPSを薄ーく触ってきた筆者が書き連ねていきます!
内部レートシステムが有能
どんな対戦ゲームでもそうですが、自分と相手に力量の差が大きいゲームっておもしろくないですよね。一方的に蹂躙され、自分のやりたい事は何もできないこともしばしばあると思います。なので多くのゲームにはランク制度があり、ある程度プレイをすると実力が近しい相手とマッチングするようになる…ということです。
VALORANTでも同様にランク制度はありますが、特に優秀なのが“内部レートシステム”です。内部レートとは、プレイヤーが見ることができるランクとは違い、ゲームシステム内で扱われている指標で私たちが確認する事はできません。
しかし、この内部レートが実に有能で、一部の例外を除いて実力が拮抗したプレイヤー同士をマッチング相手として引き合わせることができます。このおかげで初心者は初心者同士とマッチングするので、下手なプレイヤーでも蹂躙されずに遊ぶことができます!
スキルがある、だから撃ち合える
VALORANTといえば”スキルを使った戦略的なFPS”ですが、この部分こそまさに初心者におすすめができる部分です。
FPS初心者の方がまず直面するのは「エイムが悪くて撃ち合いに勝てない」といった部分だと思います。パッド出身の方だとさらにその傾向が顕著ではないでしょうか。敵を見つけて狙いを合わせて撃つ…分かりやすい操作ですが、相手との反応速度勝負になったりすることもあるので、実力や慣れが如実に表れる部分だと思います。
しかしVALORANTにはスキルがあります。スキルで相手の位置を把握、あるいは、自分の位置を隠して相手を先に見つけることができるため、エイムが悪くても撃ち合いに勝てる…というより、もはや”一方的に撃ち込む”ことができます。
もちろん、”スキルを使う”と言う動作は増えますが、いっぺんに何個もスキルを使うようなゲームではないですし、落ち着いて一個ずつ使えば使えないこともないと思います。
私自身もエイム力には元々自信がないのですが、スキルのおかげでキルを取れるシーンがものすごく多いです(特にKAY/Oのフラッシュとか)。スキルをうまく使いこなすことがVALORANTにおいてはとても重要なことだと身をもって経験しました。
再現性が高いので座学が役に立つ
VALORANTのマップはバトロワ系のFPSと比べると大きくなく、試合参加人数も5:5の合計10人と近年のFPSと比べるとかなり小さいスケールで繰り広げられるゲームだと言うことがわかります。一方でその戦略性の高さから相手との駆け引きを行いながら自分のやりたいことを押し付けていくと言う楽しさもあります。
また、勝利条件として13ラウンドの先取が必要なことから、同じような構図で何度も戦うことになります。実はここがFPS初心者にとっておすすめなポイントなのです。同じ構図で戦うと言う事は、同じようなシーンが生まれやすいと言う事です。つまり、対策をとればこちらが優位に立てるため、小さな成功体験を積み上げやすいと言うことにもなります。
実際、この”小さな成功体験”はゲームを楽しんで遊ぶために非常に大切です。なぜならば、成功を重ねること自体がプレイヤーにとっての成長であり強くなる秘訣だからです(勉強や仕事も一緒ですね!)。上手くできることがあるからこそ、もっと上達するために必要なことが見えてくるので、成功体験を作りやすいと言う意味ではとても良いゲームだと思います!
最後に
VALORANTはスキルやらセットやら難しい印象を受ける要素が非常に多いです。しかし、実際プレイしてみると初心者でも楽しんで遊ぶことのできる要素は豊富に含まれています。PCゲームが初めて/FPSをやったことがない…そんな人へ適度な難易度と、替えのない楽しさと言う意味でオススメできるゲームですので、是非一度触ってみてください!(しかも無料です!)
コメント